皇成アドバンス初重賞だ 新人最多「70勝」コンビ阪神初参戦…28日・アーリントンC
若きスーパージョッキー・三浦が、初めての阪神遠征に燃えている。28日のアーリントンC・G3(芝1600メートル)。パートナーは、昨年10月に新人最多勝記録(70勝)を決めたアドバンスヘイローだ。所属する河野厩舎の馬で、デビューから全レースの手綱を執り、1月にオープン特別のジュニアCを優勝。成長著しい“メモリアル・ホース”とともに、今度は、重賞のゴールをトップで駆け抜けるつもりだ。
デビューから華々しい活躍を続けている三浦とは対照的。アドバンスヘイローは、デビュー4戦目まで勝ち星を挙げることができなかった。
ところが、記念すべき「70勝目」を三浦にプレゼントすると、流れに乗った。福島2歳S2着、クリスマスローズS3着と、いきなりオープン特別で上位を争い、前走のジュニアCを鮮やかに差し切った。
「もともと能力は高かったんですが、性格が子供で、力を出し切れていないところがありました。それが、徐々に成長してきた感じです」と三浦。調教の動きの良さを、レースで発揮できるようになったという。
その下地を作ったのは、2、3戦目のレースだった。いずれも芝1800メートル戦。結果は〈5〉〈6〉着だったものの「我慢して走ることを覚えさせたことが、今に生きているんだと思います」。1600メートルのジュニアCを勝てたのも、そんな過程があったからこそ。まさしく“急がば回れ”だった。
人馬とも初めての阪神コースだが、不安より楽しみの方が大きい。「広々としていて、乗りやすそうな感じがあります。早く、実際に確かめてみたいですね」末脚を生かしたい馬だけに、外回りのマイルは望むところだ。
昨年10月25日、武豊が持っていた新人最多勝記録を21年ぶりに更新した時のパートナー。過去8戦、すべて手綱を執っており、固いきずなで結ばれている。「どの馬でも勝ちたい気持ちは変わらないけれど、力が入りますね。いい状態でレースに向かうことができそうですし…」自厩舎の馬での重賞初制覇へ、視界は良好だ。


