あと「2」中舘1500勝へ一気に決める
今年、13勝で全国リーディングトップを走る中舘英二騎手(43)=美浦・フリー=が、JRA通算1500勝まで、あと2勝に迫っている。26年目を迎えたベテランは、今週も10頭に騎乗。史上12人目、現役6人目となる記録を一気に達成する構えだ。
ローカル競馬中心に、コツコツと勝ち星を積み重ねてきた。「あんまり意識していない。早く通り過ぎた方がいいですよね」と言いながらも、「すごく大きい数字。デビューしたころは、こんなに勝てるとは思いもしなかった」と記録の重みを感じている。
遅咲きの名手だ。年間100勝を初めて達成したのは2001年。36歳になっていた。05年からは4年連続で大台を突破。関東のトップジョッキーとしての地位を確固たるものにした。「フリーになり、田村先生(調教師)の世話になりました。いろいろな話や、サポートをしてもらい、精神的な支柱になったのが大きいですね」“開花”の理由を、感謝の気持ちとともに口にした。
先週は5勝の固め打ち。それでも、勝負に対して、あくまでどん欲だ。「落としたレースの方が多いし、負けたレースの方が印象に残っている。いつブレーキがかかるかわからないから、勝てるところを勝っていきたい」。この気持ちがある限り、今週も年齢を感じさせない手綱さばきが見られそうだ。
◆中舘 英二(なかだて・えいじ)1965年7月22日、東京都出身。43歳。84年にデビューして、JRA通算1498勝(29日現在)。重賞は、93年阪神3歳牝馬S、94年エリザベス女王杯(ともにヒシアマゾン)、07年スプリンターズS(アストンマーチャン)のG13勝を含む26勝。152センチ、50キロ。血液型A。

